こんにちは。はじめです。
さくらんぼの季節になりました。
瑞々しくて甘酸っぱいさくらんぼは、爽やかな初夏の味。
色も形も愛らしく、手でつまんで食べられるのがさくらんぼのいいところ。
ゆえに、今までさくらんぼは生で食べていました。
しかし、生以外での食べ方をしてみたくなった私。
ジャムやパイを作るという手もありますが、ある程度の量と技量が必要です。
さくらんぼ1パックと、料理の腕前初級の私でも作れる料理はないものか・・・。
ありました!
今回は、さくらんぼ1パックで作るロシアの水餃子「さくらんぼヴァレニキ」に挑戦です。
レシピは「RUSSIA BEYOND」を参考にしました。
美味しく作る秘訣
レシピによると
・ 茹で上がったヴァレニキは、お湯をしっかり切る。
・ あるいはヴァレニキをまだ熱い鍋に戻してもいい。
(鍋の熱が余分な水分を蒸発させてくれるから)
・ この手順のおかげでサワークリームやシロップがヴァレニキにうまく絡まり味に大きな違いが出る
とあります。
作業に追われて忘れないよう、要注意です。
材料
生地:
・ 小麦粉 1カップ
・ 水 1/2カップ
・ 塩 小さじ1/4
・ バター 18g
具:
・ さくらんぼ 1パック(私が購入したものは182gでした)
・ 砂糖 50g
作り方
1 さくらんぼの種を取り除く。種を取ったさくらんぼをボウルに入れ、砂糖を加える。
軽く混ぜ、1時間ほど置いておく。
出てきた水分は後で使う。
★ 私はアメリカンチェリーを使用。
思ったより果汁の色が濃く、種を取るとき果汁が飛ぶので白い服での調理は要注意です。
2 生地を作る。
水とバターを温め、小麦粉と塩を加えて混ぜる。
小麦粉を料理板またはテーブルに置く。
★ 私は顆粒タイプの小麦粉を使いましたが、ダマにならず、作りやすかったです。
3 小麦粉の真ん中にくぼみを作り、水とバターを混ぜたものを注ぎ込んでいく。
4 小麦粉を少しずつ加えるようにして、ざっくりした生地になるまでゆっくりと手で混ぜていく。
5分ほどこね、生地を柔らかく、なめらかにする
ラップで覆い、テーブルの上で1時間ほど寝かせる。
★ 生地がまとまらなかったので、私は少し小麦粉を足しました。
5 1時間経過する頃にはさくらんぼから水分が出ているので、しぼって、果汁をとっておく
6 寝かせた生地を取り出したら、料理板に小麦粉で打ち粉をして、めん棒で生地を伸ばしていく。
伸ばす前に2等分しておくとやりやすい。
3ミリほどの厚さに伸ばし、丸い抜き型かコップを使って、丸くくり抜く。
★ 私が使ったのは直径7cmのコップです。11枚の型が取れました。
7 具を詰める。
丸く抜いた生地を手のひらに置き、水分を取り除いたさくらんぼ小さじ1ほどを置いていく
端を少量の水で濡らして、半月形になるように折る。
8 具が外に出ていないか確かめる。
フォークを使って押さえながら端を閉じていく。
9 料理板に打ち粉をし、ヴァレニキがくっつかないようにする。
出来上がったら、そのまますぐに調理するか、そのまま冷凍庫で保管する。
★ 私はすぐに調理しました。冷凍保存の日持ちがいつまでかは不明です。
10 すぐ食べる場合、鍋で水を沸騰させる。
沸騰したら塩ひとつまみを加え、ヴァレニキをそっと鍋に入れていく。
鍋底にくっつかないよう気をつける。
11 ヴァレニキが浮かんできたら、そこからさらにもう1〜2分茹で、水を切る。
温かい鍋に数分入れたままにし、少し水気を蒸発させる。
★ 私はフライパンを温め、そこにヴァレニキを入れ蓋をして保温しました。
(この間、火はつけていません。)
12 取っておいたさくらんぼの果汁を小鍋で温め、シロップにする。
★ 私は横着をして電子レンジで温めましたが、砂糖が溶け切りませんでした。
小鍋で温めた方が良いです。
13 スプーンたっぷりのサワークリームを上に乗せるのを忘れずに。
その上からさくらんぼのシロップをかける。
★ サワークリームがないので、プレーンヨーグルトを添えました。
実食
温めたフライパンから取り出したヴァレニキは、程よく表面が乾いています。
しっとり、もちっとした感じ。
茹でると皮に透明感が出るので、中のさくらんぼが透けて見えます。
ではさっそく「いただきます!」
パクッ・・・。
温かいモチモチの皮の中から、甘酸っぱくジューシーなさくらんぼがゴロリと出てきます。
さくらんぼの味がしっかり楽しめます。
皮のモチモチと、さくらんぼのプリっとした食感が新鮮!
そして、水餃子の具が甘い果物という意外性!
水餃子の具は挽肉のイメージしかなかったので、自分で作っておきながら意表をつかれました。
また、さくらんぼのシロップとヨーグルトがいい味を出しています。
具のさくらんぼに到達する前にシロップが味の橋渡しをして、皮の味を飽きさせません。
そしてヨーグルトの酸味が、さくらんぼの甘酸っぱさとよく合います。
これは美味しい!
出来た11個のヴァレニキを、いっぺんに食べてしまいました。
お腹いっぱいになりますが、それでもいっぺんに食べてしまう美味しさです。
さくらんぼが旬のうちに、また作ります。
前回も書きましたが、私は料理やお菓子作りが得意ではありません。
「やらずに済むなら、やりたくない」というタイプ。
しかし、その私が「また作ろう」と思うくらい作るのが楽しく、美味しい料理でした。
(料理かな?スイーツかな?)
・・・と書きながら、もっと簡単にできないものかと考える横着な私。
市販の餃子の皮を使ったらどうだろう?
さくらんぼの代わりに「さくらんぼヴァレーニエ」を使ったらどうだろう?
私の横着レシピで作ったら、またお知らせします。
とにもかくにも、お伝えしたかったのは、さくらんぼヴァレニキ作りの楽しさと美味しさです。
店頭にさくらんぼのあるうちに、ぜひ皆さんもお試しください♪
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