こんにちは。はじめです。
今日は東京日本橋の「菓遊茶屋(かゆうぢゃや)」に行ってきました。
「菓遊茶屋」とは「COREDO室町3」の1階にある、京都の老舗和菓子店「鶴屋吉信」の常設和菓子実演コーナーです。
寿司屋の大将がお寿司を握るみたいに、目の前で和菓子職人さんが生菓子を作ってくださる。
そのできたてお菓子を、カウンター席でお抹茶とともに頂ける。
「菓遊茶屋」はそんな素敵な場所です。
生菓子ができあがっていく様子を目の前で見られるなんて!
できたての生菓子を味わえるなんて!
初めての体験で、カウンター席に着いた時からわくわくしていました。
今回は、この素敵な体験をお話ししたいと思います。
はじめに
「TOKYOMISE」(COREDO室町3の「鶴屋吉信」)はショップ、喫茶、菓遊茶屋という構成です。
菓遊茶屋の営業時間は、11:00〜18:00。
カウンターはL字形で5人、2人掛けの計7席です。
入店
私が行ったのは日曜日で、10:50頃到着したのですが、すでに入り口には6人並んでいました。
「喫茶利用の方もいるかも」と思ったのですが、全員菓遊茶屋利用。
中には外国の方もいらして、人気の程が窺えます。
5人掛けの席は視界も広く、正面から職人さんの様子を見ることができます。
2人掛けの席は職人さんの様子を横から見ることになります。
私は2人掛けの席の一番端だったので、内心少しがっかりでした。
ところがです。
お菓子のサンプル4種類を並べて、職人さんがそれぞれの説明をしてくださるのに、5人掛けのお客様、2人掛けのお客様それぞれに説明してくださったのです。
しかも、お菓子を作る時は注文者の正面に来て作ってくださり、包餡や成形の様子を、注文者に見やすいように見せてくださいました。
おかげで、自分のお菓子がどうやってできていくのかをちゃんと見ることができました。
職人さんの手の中で、和菓子の花が咲いていく。
まるで、「技」と「美」の上品なエンターテイメントを見ているようでした。
そして、いま目の前でできあがったばかりの和菓子をいただく喜び!
口に入れると「こんなに美味しいんだ!」とできたての味を満喫できます。
実は和菓子を選ぶ際、丁寧な説明を受けます。
「こなし」「きんとん」といった製法、口当たり、中の餡の小豆の大きさ等々。
説明を思い出しながらお菓子を味わうのも、とても楽しいです。
また、和菓子ももちろんですが、お抹茶も美味しい!
温かいのと冷たいのから選べ、私は冷たいのを選びました。
美しい緑色のお抹茶がちょうどいいタイミングで出されます。
氷が浮かんでいて涼やか。
「もし薄かったら・・・」という心配は無用で、美味しいお抹茶でした。
最後に温かいお茶も供され、落ち着きます。
私の隣の外国の方は、和菓子を2個注文されていました。
気持ち、すごくわかります!
先入観で「和菓子は1個」と思っていましたが、気になるお菓子が2個あれば両方選ぶのもアリなんですよね。
次回行った際は、私も2個注文するかもしれません。
約半月ごとにお菓子は入れ替えになるようです。
季節を変えて行ってみたいし、いくたびに新たなお菓子と感動に出会えそうです。
一人の職人さんが一人ずつ注文を聞き、ひとつずつお菓子を作るため、7人が着席してから食べ終えるまで、40分ほど時間がかかりました。
時間に余裕を持って行くのをおすすめします。
ショップ
菓遊茶屋でお会計を済ませて併設のショップを見ると、上生菓子の販売もありました。
私が見た時は4種類ありましたが、菓遊茶屋にないものもありました。
どのお菓子も美しい!
菓遊茶屋で食べなかったお菓子をお土産に買って帰りました。
和菓子を見て、「今、紅花の季節なんだ!」と知ったり「桃の季節だよね」と納得したり。
和菓子で季節を感じた次第です。
普段時間に追われている皆さんへ。
ひとつの和菓子ができあがる様子を見て、一服するひとときを。
視覚と味覚で癒され、季節を感じられる「菓遊茶屋」をおすすめします。
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