ロシアつながり〜メロンパン

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 こんにちは。はじめです。

 パン屋さんやコンビニで定番商品とも言えるメロンパン。

 諸説ありますが、メロンパンはロシアにルーツがあるらしいのです。

 1910年、大倉財閥の創立者である大倉喜八郎は有名なパン職人イワン・サゴヤンに会うため満州のハルビンに行き、そこでサゴヤンを引き抜き、日本に招いた。サゴヤンは、中国のホテル「ニュー・ハルビン」に勤務する前は、ロシア帝国、ロマノフ家の宮廷料理人をしており、フランスパンとウィーン風パンの両方の製法に精通していた。一方、現代のメロンパン職人たちの間で伝えられているところによれば、サゴヤンは大倉喜八郎の招きを受け、東京に移り住み、帝国ホテルに就職した。そしてサゴヤンは東京でムッシュイワン・ベーカリーを開店したが、そのベーカリーは今も営業を続けている。〜(中略)〜サゴヤンはパンの製法をいく世代ものパン職人に伝授したが、中でももっともよく知られているのが「ホテルパン」を考案した福田元吉であった。【RUSSIA BEYONDより引用】

 大倉喜八郎は1837年生まれの実業家。大成建設、帝国ホテル等の設立者です。

 サゴヤンが帝国ホテルに就職した、というのも納得です。

 また、メロンパンのルーツに関する諸説のうち、「来日した外国人のパン職人がドイツの菓子「シュトロイゼルクーヘン」をヒントにした、というのもあります。

 サゴヤンはウィーン風パンの製法にも精通していた、とのこと。

 サゴヤンもシュトロイゼルクーヘンにインスピレーションを受けたのだろうか、と色々気になります。

 そしてもっと気になるのが、今も営業を続けているというムッシュイワン・ベーカリー!

 ホームページを見ると、福田元吉氏からパン製法の技術を継承された小倉孝樹シェフのお店のようです。

 「ムッシュイワン立川店」「ムッシュイワン日野店」「ポラリスよみうりランド店」と3店舗あり、早速、日野店に行ってきました。

 日野店は、京王線「高幡不動駅」から徒歩約15分のところにあります。

 一本道でわかりやすいのですが、途中上り坂です。

 坂を上ると日光を遮るものがありません。

 私のように徒歩で行く方は、涼しい時間帯にお出かけになることをお勧めします。

 お店の方にお聞きしたところ、商品は8時の開店から全種類揃っているとのこと。

 10時頃が一番数が豊富で、私が訪れた12時前はむしろ売り切れの商品があるとのことでした。

 店内は、大きな窓と木を基調としたスタイリッシュな空間で、パン達もおしゃれに並んでいます。

 入ってすぐのところにはサンドイッチ系。

 奥に行くに従ってソフト系からハード系のパンが並んでいます。

 どのパンも美味しそう!

 選ぶのが悩ましいのですが、「メロンパン」は外せません。

 その他にも「ハムとトマトのカスクルート」と「ベーコンポテト」を購入しました。

 店内にイートインスペースがあったのですが、席が埋まっていたのでテイクアウトしました。

 さて、今回の目的のメロンパンですが・・・

 真上からみると直径9cm。横から見ると高さ5.5cm程のこんもりとしたフォルム。

 横から見るとわかるのですが、上にいくにしたがって丸く大きくなっています。

 メロンの網目は細かいです。

 いよいよお待ちかね、いただきます!

 手で半分に割る時、その感触にびっくり。

 あまりに中がしっとりしていたので、クリームが入っているかと思ったほどです。

 卵の香りのする生地は、食べるとしっとり、ふんわり。

 空気を含んだきめ細かいその食感にうっとりです。

 噛むと一瞬 すっ と縮まった生地が、ふわーっと元の厚さに戻っていきます。

 外のビスケット部分は軽くて、厚さは薄め。

 甘すぎず、とても美味しいメロンパン。

 今まで食べたメロンパンの中で、一番美味しかったです。

 食感まで美味しいと感じたメロンパンは、初めてかもしれません。

 「カスクート」と「ベーコンポテト」も美味しかったです。

 サンドイッチや惣菜パンは、具材の味に意識が行きがちです。

 もちろん具材も美味しかったのですが、やはりパンが美味しい。

 ともすると、具材の器役になりがちですが、ちゃんとパンの味が生きていました。

 

 もしかしたら、日本で一番元祖に近いかもしれないメロンパン。

 次回は早い時間に出かけ、出来立てをイートインしようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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