こんにちは。はじめです。
昨夜は、新宿文化センターで公演された「モイセーエフバレエ」を観てきました!
「モイセーエフバレエ」は昨年このブログにも書いた、民族舞踊を踊るロシアのバレエ団です。
もしよろしければ、こちらの記事をご覧ください。
その「モイセーエフバレエ」
・生で観た舞台はどうだった?
・YouTubeとの違いを知りたい
今回は、こんな方のための記事です。
生で観た舞台はどうだったか
来日は27年振り!
一昨年昨年と、コロナ禍で公演延期。
ようやく今年、公演が実現した次第です。
昨年の公演に行こうと買っていたチケットが、そのまま使えました。
払い戻ししないで、本当に良かった!
ウクライナ戦争もしているし、「本当に来日できるのか?」と心配していましたが、嬉しい杞憂に終わりました。
そして、この舞台といったら!
やはり生で観ると、迫力が違います!
YouTubeで見る映像とは違い、踏み鳴らすステップから伝わる振動、衣擦れの音、個々のダンサーの雰囲気。
ダンサーと観客で「今」という舞台を作っていると実感しました。
個々のダンサーのレベルの高さ、一糸乱れぬ群舞の見事さは言うまでもありません。
YouTubeで見知っていた顔を、何人か本物の舞台で見つけ、感激もひとしお。
「この演目のこのパートを踊るダンサーは、この人でないと!」と私個人的に思っている人が何人かいます。
舞台でその人が踊っているととても嬉しかったし、配役が変わっていると、「同じ振り付けなのに、雰囲気が違う!」と感じました。
同じ振り付けなのに違う・・・些細な事ですが、手を広げる時の間の取り方、後ろを向いた時の背中の表情等々。
「背中で物を言うってこういうことか」とその表現力に感じ入ったり、考えることが多い舞台でした。
役が自分のものとなっており、さらに熟成させつつあるダンサー。
また、その途上のダンサー(悪い意味ではなく、自分の形に練り上げているところという意味です)。
どのダンサーも、踊ることに喜びを感じていることがわかりました。
YouTubeとの違い
YouTube(モイセーエフバレエ公式チャンネル)は、ベストポジションで映像化されています。
状況に応じてアングルを変え、見どころをズームアップし、魅力を最大限に伝えます。
生で見ると、そう便利にはいきません。
前席の人の頭で見えなかったり、席によってはオペラグラスが必要だったり。
迫力や舞台との一体感も生とYouTubeでは違い、こちらは生に軍配が上がります。
しかし決定的な違いは、生には「思いがけない交流がある」ことではないでしょうか。
実は隣の席の方から話しかけられ、舞台の感動を分かち合うことができました。
本当に思いがけない、楽しい会話でした。
品の良いそのご婦人は、27年前の来日公演もご覧になったとのこと。
また、25年前の「モイセーエフバレエ・アカデミー」の生徒達の来日公演もご覧になったとのことで「あの時の子供達がこの舞台に出ている」とおっしゃったのが印象的でした。
日常生活で、初対面の人と、意気投合することがあるでしょうか?
そうさせる力が、生の舞台にはあるのです。
それだけ感動する舞台であり、人の心をとらえて離さないバレエ団なのです。
27年前の日本公演は、1ヶ月くらいかけての全国ツアーだったそうです。
今回の日本公演は10月17日〜21日の5日間。
場所も東京・神奈川・埼玉の1都2県。
せっかくいい舞台なのに、短期間・少数会場で残念です。
もしお時間の都合がつくようでしたら、ぜひ足をお運びください。
そうでない方は、YouTubeでお楽しみいただけると、とても嬉しいです。
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