こんにちは。はじめです。
アーティストデート
皆さんは「アーティストデート」という言葉をご存知ですか?
アーティストデートとは、あなた自身の創造的な心を育むために特別に確保される、週2時間ほどの時間のこと。
「ずっとやりたかったことをやりなさい」(ジュリア・キャメロン著)
具体的な方法は以下のとおり。
・1週間に一度、2時間ほどの時間。
・デートコースを決めて自分自身とデートする。
・必ず自分一人で行う。
大人になると、子どもの頃の自由な発想に蓋をしてしまいがちです。
かわりに「常識」とか「前例」という言葉にとらわれていませんか。
アーティストでなくても、画期的なアイデアや、ワクワクするアイデアを創造する心が必要。
その心を取り戻すのに、自分自身の中にいる子どもの自分とデートをするのが「アーティストデート」です。
ただ目の前の仕事をこなすだけで、何のアイデアもワクワクも思い浮かばない私。
この状況を改善すべく、週1回アーティストデートをすることにしました。
今週のアーティストデートは「山本亭に行く」です。
山本亭
「山本亭」はカメラ部品を製造していた山本栄之助氏の住居。
1988年に葛飾区が取得し、1991年から一般公開されています。
今回初めて訪れたのですが、素晴らしい!
庭園を見るのが目的だったのですが、建物も素晴らしい。
書院造の建物は、庭に面した部分が全面窓になっており、座敷から庭を一望できます。
窓は大正ガラスで、そのガラス越しに見る庭も雰囲気があります。
また電気の傘は洋風でガラスに木で模様がデザインされ、当時モダンな作りだったと思われるもの。
そうかと思えば欄間や床の間は純日本風で、茶の湯ができるよう炉が切ってあります。
庭園も見事です。
広くはないけれど、日本庭園の良さがぎゅっと凝縮された感じ。
圧迫感を感じるわけではなく、その逆で、広がりを感じます。
手前に池、奥に築山と滝という奥行きを感じさせる作り。
そして庭と見ている人との距離が近いです。
混み始める前(10:30過ぎ)に行ったので、落ち着いた時間を過ごせました。
山本亭では、抹茶・ぜんざいの他コーヒーやラムネもいただくことができます。
座敷で抹茶と和菓子をいただきながらゆっくり庭園を鑑賞し、落ち着いた雰囲気を堪能しました。
滝の心地よい音で静けさを感じ、時間の流れを思い出す、という贅沢なひとときでした。
滝の音も含めて庭園が完成されていると思います。
庭は「花の間」の床柱を背にして眺めるのが一番素晴らしく見えるように設計されているとのこと。
私は「月の間」で眺めていましたが、どこから見ても美しかったです。
季節を変えてまた行きたい素晴らしい庭園でした。
柴又帝釈天の近くです。よろしければぜひ足をお運びください。
山本亭 葛飾区柴又7-19-32
開館時間:午前9時から午後5時まで
休 館 日 :第3火曜日・12月の第3火〜木曜日 年末年始も営業しています
入 館 料 :一人100円(中学生以下及び障害者手帳をお持ちの方等は無料)
「山本亭」と隣接する「寅さん記念館、山田洋次ミュージアム」の両施設をご利用になる場合、セット券での入館がお得です。(両施設当日利用に限る)
コメント